iPadで使うためのBluetoothキーボードを買った

こちらのBluetoothキーボードを買った。

2,000円という衝撃の安さで若干不安だったけれど、思いのほか問題なく使えている。

 

背景

昨年末に私用のノートパソコンが突然逝ってしまい、ブログを書くためのデバイスを調達しなければならなくなった。

 

会社貸与のノートパソコンはあるが、規約には「業務以外の用途に使用しない」って書いてある。つまり、ブログの執筆なんていう超プライベートな作業には使えない。とは言え新しくパソコンを買い直すような余裕はない。

 

参ったなあと思ったが、幸い、電子書籍を読むために買ったiPad(第7世代)があった。キーボードをつなげればブログくらい書けるのでは?と考え、Bluetoothキーボードを購入して擬似ノートパソコンとして使うことにした。 

 

純正品を避けた理由

Apple純正でも外付けキーボードが用意されているけれど、いろいろと考えてやめた。いろいろというのは、

・カバー一体型じゃないほうがいい

・高い

・そもそもiPad(第7世代)って対応してないっぽい

とか。カバーと別にしたいのは、電子書籍を読んだり動画を見たりで手に持つ時にキーボードがついてると邪魔そう、という理由から。

というわけで、数多ある外付けキーボードから買うものを選ぶことになった。

 

選ぶときに考えたこと

外付けキーボードを買うのは初めてだったので、知らないことがいろいろあった。ネットで散々調べて、要件としては次のような感じでイメージして、購入するものを決めた。

 

①接続方式

有線、無線、Bluetoothの3種類があるが、iPadにはUSBポートがないのでレシーバーが必要な無線方式は却下。有線接続だとiPadからキーボードに給電されるので、iPadの充電が切れやすくなるし、そもそも取り回しが不便。ということでBluetooth接続一択で検討した。

 

②キー配列

キーボードにはグローバル配列と日本語配列の2種類があるそうだ。記号の配置が違ったり、一方に存在するキーが他方には無かったりと、細かい違いがいろいろあるらしい。使い慣れているのは日本語配列なので、日本語配列のキーボードがいいなと初めは思っていた。

 

けれど、よくよく調べると、iPad日本語配列のキーボードをつなげても、キーの表示と実際の入力はズレてしまうらしい。iPadに外付けキーボードを接続すると、キー配列が自動的にグローバル配列で認識されるとかなんとか。本当だとしたらすこぶる面倒だ。

 

それなら、表示通りに入力されたほうがまだ分かりやすいだろうと諦めて、グローバル配列のものを買うことにした。

 

③キーストローク

ノートパソコンのキーボードとか、Appleの Magic Keyboardみたいに、キーが薄くて打鍵感が軽いキーボードが好きだ。調べたら、そういうキーボードの構造をパンタグラフ式というらしい。特に軽くタイピングできるものがいいなら「キーを押した時の沈み込み=キーストローク」が2mm以下のものを選ぶと良いらしい。

 

とは言っても、商品スペックとして構造やキーストロークまで明記されているとは限らない。そういうときは写真を見て「あ〜まあ薄そう〜」って思えたら良しとした。雑。

 

タッチパッド

最近のキーボードにはタッチパッド付きのものもあるらしい。普段、iPadのカーソル操作にはApple Pencilを使っているので、タッチパッドがあればよりパソコンらしくはなる。

 

ただ、ブログを書くという作業においてはカーソル操作の比重は圧倒的に軽い。タイピング中にペンを持ちかえるのもそれほど不便には感じないだろうと思い、タッチパッドは必須ではないと判断した。 

 

⑤予算

余裕がないからノートパソコンを買わずにキーボードを探しているわけなので、高級なものを買うつもりはない。①〜④までの要件が満たせているもので、出来るだけ安いものにしようと決めていた。

 

まさか2,000円で買えるとは思っていなかったが。

 

使ってみた感想

早速このブログもiPadBluetoothキーボードで書いてみているわけだけど、今のところ支障は全くない。キーの配置や間隔、大きさが今までと違うので、打ち間違いはやや多いけれど、それは使っているうちに慣れるだろうと思う。

 

ノートパソコンとまではいかないけれど、打鍵感も軽めで良い。物自体もとてもコンパクトだし軽いので、セッティングや片付けも苦にならない。滑り止めがついているので、軽いからといってタイピング中に動いたりもしない。

 

ただ、細かく見ればいろいろと不満になりそうなところはある。

・打鍵音がちょっと大きいし安っぽい

・見た目や感触もプラスチック感強めで安っぽい

・F1〜F12はFnキーと同時に押さないと使えない

 

万が一、会社貸与のパソコンが死んでしまっても、代打にはならないかなあ、というのが今のところの感想だ。特にF1〜F12が使いづらいのは、エクセルを弄りたいときにはかなりストレスになりそう。どうしても必要になったら、カスタマイズ用にフリーソフトかなにか入れたほうがいいかもしれない。

 

ただ、私用パソコンの代替として、ブログを書くことを念頭に置いて選んだものとしては、かなり満足度が高い買い物になった。